新製品『肌の潤いシャンプー』は 、企画から2年以上をかけ、じっくり開発した商品。 処方の最終決定のため、3カ月で200以上の試作を行い、社内外のモニターに試用してもらいました。 1アイテムの開発に2年をかけ、200以上の試作を行うなど、大手企業ではあり得ない。 でも社長は何も言わず、没頭させてくれました。 安易に商品を増やすのではなく、 本当に良い商品を全員で協力して作る風土があるんです。

髪や肌に良い成分、より低刺激の成分を使うことはもちろん大事。 加えて大切なのが「使用感」です。 pH値や成分比など数値目標を満たす研究なら、化学系開発者はいつもやってる。 でも使った後の「サラサラ感」「しっとり感」なんて、数値化できない。 シャンプーや化粧品では、数値化できない「使用感」こそ売上UPのカギなんです。

例えばシャンプーの「泡立ち」がそうです。 泡立ちは、実は髪の汚れを落とすこととあまり相関しません。 でも泡立ちの悪いシャンプーを使うと、人は「汚れが落ちてないのでは?」と不安になる。 そんなシャンプー、売れないですよね。 だから与えられた条件の中で最高の泡立ちになるよう、試作と評価を繰り返すんです。 リンスの粘り気も同じ。リンスが手に少しまとわりつく位でないと 人は「髪に染み込んでる」と感じない。 それで適切な粘りけを残すわけです。 泡立ちも粘り気も、心理学が生み出しているんですよ。 (後略)